24 September 三毛猫ホームズの推理 赤川次郎 感想 時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。 血・アルコール・女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。二人【?】のまわりには事件がいっぱい。 有名なミステリ小説を読んでみよう週間です 対象小説はこちらの記事参照 流石と言いますか、面白かったです 勝手にしんみりとした雰囲気を想像していたんですが 作風がコミカルでところどころ笑ってしまいました そんなわけで下記で感想 ※ネタバレ注意 個人的評価 : ★★★☆☆ 面白かったんですが・・・ どうしても、どうしてもオチに納得出来なかったんで、その点で★ー2 まず感動したのは作風と言うか、文章の旨さ コミカル感が素晴らしいです、何度か声に出して笑ったり、突っ込んだり でまた、ホームズと片山のコンビが凄い可愛い こりゃシリーズ化するな!って思えるような魅力的なキャラクターになってたと思います で事件の方のお話ですが、思ったんですが、この作品には 死亡フラグのかたまりみたいな方がたくさんいますね・・・! 森崎殺害のトリックは プレハブ全体をどうにかしたんだろうなってところと、 クレーンを使ったってところは当たりました 屋根をぶち抜いてその上からクレーンで森崎を落として、屋根くっつけた ・・・という推理は華麗に外れました(←捜査でバレるにきまっている件 ただ、本家のも頭ぶつけたなら、どんなに硬かろうと形跡残りそうな気がするけどもどうなんだろう で、この作品の中で私がう~ん・・・となってしまった理由の一つが 人死に過ぎなところなんだと思います 今井さんとか結果的に死ぬ必要無かったやんか・・・! あの子もなー、片山の恋人ポジにはならないだろうなーとひしひし伝わってきた感じで そして最後にはあんな事になって悲しいやら切ないやら・・・ そしてとにかく、納得できないオチは犯人と妹関係 連続殺人の犯人は、読み手発想で分かりましたけど (意外な人っぽい、他にそれらしい人がいないetc ちなみに林さんのヒントには全く気付きませんでした(ふーん、「見た」のかー的な) なんかこう、ここにきてその設定で来るかーみたいな違和感が 人柄を保つための設定だったんでしょうけど、それならむりやり事件に絡めなくても良かったような 良く考えたら、この作品で良い人って言われた人ほとんど死んでないか 妹の件は、引っ張った分、真相はくだらないオチだと思ってたのに (知らないおじさまに道聞かれた時に、目にゴミが入って泣いてただけよ兄さん★的な)(←これは安易) ストレートに重い内容でした・・・ 申し訳ないけど、ここまでの設定にする必要あったのかとどうしても思っちゃいます 恋人でした、だけじゃだめだったんかなー せっかくのコミカルで面白いノリが台無しなくらい、人が死に過ぎてて ちょっとそこが残念でした、私は だって、主人公の身の回り色々起き過ぎですって!確実に病んでしまうよ! あくまで個人の評価ですので、ファンの方はどうか気分を害さないでくだされば幸い こういう愚痴って好きな部分があるからこそ出るんですホント あとで追記修正するかも [2回]PR